2022.2.20 宣教「思い悩むな」
2022年02月20日 15:52
聖書 ルカによる福音書12章22-34節
32節で「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」ルカはどのような思いでこの言葉を語り伝えたのでしょうか。当時の教会は、教会堂も無い小さな集まりで、その小さな群れに神の言葉を運ぶ人がいました。この福音を刻み込まれて行った人が、次から次へと受け継いで主イエスの言葉を運びました。主イエスが繰り返し言われた言葉の一つは「恐れるな」ということでした。誰の心にも恐れがあります。主イエスは、嵐の中にいる弟子たち、海に溺れそうになっている弟子たちに「恐れるな」と何度も声をかけてくださいました。25節「あなたがたのうちのだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことが出来ようか。」主イエスは、思い悩むことを捨てなさいと言われました。そして28節で「信仰の薄い者たちよ」と嘆かれました。私たちは自分の将来のことを、先のことを「思い悩む」のです。私たちの命は神様のものであることを前提にして、それでも「思い悩む」のです。それは私たちの信仰を挫折させる重大な結果を持つことになります。私たち信仰者には神様からの約束があることを見失ってしまうのです。私たちは神から愛されているのです。そこに希望があることを忘れないで頂きたいと思います。