2021.9.12 宣教「悪霊と戦うキリスト」

2021年09月12日 20:44

聖書 ルカによる福音書8章26-39節

 26節「一行は、ガリラヤの向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた」その後、主イエスは、この悪霊につかれ墓場にいた男に出会われました。この時。主イエスお一人でした。この悪霊につかれた男は、おそらく本人もわけのわからない力に振り回され、周りの人たちはどうしようもなくなっていたのでしょう。この男には家族もいたと思いますが、家族も途方に暮れていたと思います。こういう時に、私たちは人間の無力を感じるかもしれません。そこに主イエスが、この男を捉えて振り回している悪霊と相対しました。28節に、この男はイエスを見て叫びだし「わめきながらひれ伏して大声で言った。『いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい。』と男は叫んだ。」ここで、悪霊は主イエスが「いと高き神の子」でおいでになることを認めています。このように悪霊は、神の子イエスに対して、自分は無力であることを認めています。お願いできることは今ここですぐに滅ぼさないでくれというしかなかったのです。このことをわたしたちは知らなければなりません。31節「そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った」とあります。結局悪霊は底なしのところへ落ちて行くが、滅びることはなかったようです。ですから、今もなお悪霊は生き続けているということです。しかし、その悪霊との戦いは、いまも主イエスは継続しておられるのです。主イエスは、人間を捉えようとする悪霊と戦い、人間の解放を成し遂げてくださるのです。


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