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2018.5.6 宣教「悪霊を追い出すイエス」
2018年05月06日 05:12
聖書 マタイによる福音書8章28-34節
ここに登場する悪霊に取りつかれた二人は墓場で生活をしていました。人々から離れ、生きながら死んだ人間の仲間に加えられているのです。ます。彼らは、墓場から出て来ては生きている者たちを妨げます。29節「突然、彼らは叫んだ。『神の子、かまわないでくれ。まだ、その時ではないのにここに来て、我々を苦しめるのか。』」滅びの霊が、主イエスにイエスを「神の子」と呼んでいることは、悪霊は主イエスの正体を知っていたのです。
もう一つ注目したいのは、「まだ、その時ではないのに」という言葉です。「その時」とは「この世の終わりの時です。悪霊は「その時」は自分たちが滅ぼされる時だということを知っていました。悪霊は世の終わりを誰よりも恐れています。自分たちを滅ぼすのは、神であり、神の子だということをです。彼らは非常に神の子の存在に敏感です。
現代でも悪霊は生きているのかと思う人もいるかと思います。世の終わりの時、主イエスが再び来られるときは、私たちには分かりませんが、その時まで、私たちはその間に生きる者です。ですから「時の間に生きる者」という言い方をします。それは終末の時、主イエスが再び来られるとき、それは最終的に神の国の実現の時です。キリストが神の子として世界に臨まれるとき、それが再臨の時であり、キリスト者は必ず来ることを信じて生きる者です。その時は神がすべての問題の矛盾を解決される時でありますから、私たちは、この世界を支配される神を信じて歩み続けたいと思います。