2018.3.4 宣教「救いの権威者」
2018年02月26日 15:33
聖書 マタイによる福音書8章1-13節
イスラエルの民は「神に選ばれた民」ということですが、主イエスは、その信仰の民の中にあって信仰を探したけれども、今まで見つからなかったと言っています。ところが思いがけないところにその信仰を、イスラエルの民の外に見出されたのです。これが今朝の主題です。
ここに登場して来るのは、一人は重い皮膚病の人であり、もう一人は百人隊長です。2節「すると、一人の重い皮膚病を患っている人がイエスに近寄り、ひれ伏して、『主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります『と言った」と記されています。主イエスはその捨てられた人に近寄られるのです。5-6節「さて、イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、『主よ、わたしのしもべが中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます『と言った。」この百人隊長はどこに国の人かわかりませんが、ユダヤ人ではない外国人です。わたしはあなたを自分の家に迎える資格はありません。わたしは、あなたがたが信じている神の選びからもれている人間です。神の恵みにあずかる資格のない人間です。ですから、わたしはただあなたの言葉を一言だけがいただきたいのです。と、百人隊長は願いました。重い皮膚病の人は、「あなたの御心でしたら」と。その意味は、あなたがそうしてくだされば、すべては解決します。ここに、主イエスの恵みに対して深い信頼があります。3節「イエスが手を差し伸べてその人に触れ、『よろしい、清くなれ』と言われると、たちまち、重い皮膚病は清くなった」のです。現代のわたしたちも「あなたは本当に信仰を持っていますか」と問われているのではないでしょうか。