2023.3.12 宣教「救いは近い」

2023年03月12日 05:46

聖書 ルカによる福音書21章20-28節

 この主イエスの最後の説教はエルサレム神殿で行われています。28節「このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」主イエスは、私どもの生きて行く姿勢は身を起こして頭を上げることだと教えておられます。信仰に生きるということは、下を向いた顔ではなくて、顔を上げて上を向いて歩くことです。しかし、私たちが自分の生活を考えてみたとき、案外、身を縮めて歩いていることに気づきます。身を起こして、頭を上げて歩く時はいつでしょうか。「このようなことが起こり始めたら」と言われました。それは20節からの言葉です。エルサレム神殿が軍隊に囲まれて滅ぼされるときが来たらということです。21節「その時、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい」とあります。エルサレムで戦う必要もないしエルサレムに命を賭ける必要はない。逃げなさいと言われました。実際、西暦70年頃にイスラエルの国は滅亡し以後2000年もの間、国は亡くなりました。しかし、主イエスの言葉は26節「人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである」と。27節「そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。」と。それは神の最後の審判が起こることを言われています。私たちが見ないで信じていることが、その時にははっきりと見えるときが来ると言われるのです。

サイト内検索

お問い合わせ先

水元教会 東京都
葛飾区水元2-5-9
125-0032
03-3607-0910