2019.3.17 宣教「時は満ちた」
2019年03月12日 07:41
聖書マルコによる福音書1章14-15節
今朝の14-15節は、イエスがガリラヤにおいて伝道活動を始められたことを記すところです。イエスのガリラヤ伝道の中心になった言葉は、三つの言葉で言い表されています。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」。このことは説教者も聖日ごとに語ることでもあります。「時は満ちた、古い時は過ぎた、新しい救いの時が来た、神の国は近づいた。だから、悔い改めて、この神が告げてくださっている福音、イエスが告げておられる喜びの言葉を信じましょう」と繰り返します。「時が満ちる」というのは、キリストがこの世においでになったということは、それは偶然ではありません。それは深い意味でキリストが歴史の中にこの世界に介入されたことであり、それは「時が満ちている」ということです。イエスは神の福音を語りました。神の国というのは、神の支配と考えるのがよいと思います。神の支配が近づいたということは、神が今、あなた方と新しい関係をもっておられるのだから、神の支配を受け入れなさいということです。そのためには悔い改めることです。今までの考えを捨てて、この福音を受け入れて、神についてのよき知らせを信じなさいとイエスは言われています。