2020.4.19 宣教「栄光を担う者」
2020年04月15日 18:24
聖書 マタイによる福音書28章16-20節
19節「だから、あなた方は行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなた方に命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」このイエスの宣教命令を聞くまでは、弟子たちは故郷のガリラヤに帰って漁師になるか、あるいは徴税人として仕事をするか、それが出来なければ何か他の商売でもして生きていこうと思っていたかもしれません。弟子たちが見ている世界は狭かったのです。ところがイエスの宣教命令は、今までガリラヤの小さな漁村で生きてきた弟子たちにとって、とんでもない目がくらむような思いがしたと思います。実現できるとは思わなかったでしょう。国境を越え、民族を超え、文化も違う、その国の支配者の違いを乗り越えてイエスにおいて一つとなるという、そのために働くことを命じられたのです。今を生きる私たちにとっても、この命令は変わりません。小さな教会の私たちが、この主の命令を聞くとき、「すべての民」を弟子にする、そんなことが出来るのかという思いになります。しかし、これは私たちだけがするのではなく、主イエスが私たちと共におられるということ、主イエスの業であるのです。