2020.7.12 宣教「極限の愛」

2020年07月06日 12:48

聖書 マタイによる福音書26章14-25節

 21節「一同が食事をしているとき、イエスは言われた。『はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている』」と、主イエスは最後の晩餐の席で言われました。ご自分が間もなくユダヤの指導者の手に渡され、殺されるのだということ預言なさいました。それを聞いた弟子たちは22節「非常に心を痛めて『主よ、まさかわたしのことでは』と代わる代わる言い始めた。」のでした。弟子たちが「心を痛めた」というのは、非常に悲しんだということです。誰が主イエスを裏切るのか、そのことが気になったのですが弟子たちは誰も誰が裏切るかを問いませんでした。本当は自分はその人間ではないという確信を持った人は、一人もいなかったのではないでしょうか。「主よ、まさかわたしのことではないでしょう」皆、主イエスに心の底を見抜かれてたじろいでいます。ユダは銀貨30枚でイエスを裏切って行きました。そのあとの31節からを読みますと、あなたがたは皆わたしを裏切る。そしてバラバラに散って行く。しかし、わたしは復活して、あなたがたよりも先にガリラヤへ行く。と言われました。あなた方をもう一度迎えるために先にガリラヤに行くと言われたのです。ユダのためにも滅ぼすことはしない。このイエスの極限の愛の中で、現実がどんなに苦しくても、キリストの十字架の赦しの中に帰っていくことが、キリスト者の生き方であると思います。

 

 

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