2021.1.3 宣教「歴史の中に立つキリスト」

2020年12月30日 20:45

聖書 ルカによる福音書2章22節―38節

 2021年を迎えまして、新年を心からお喜び申し上げます。私どもの教会が深く信仰に根ざしていく教会として、この新年を、希望を持って進んで行きたいと思います。

 25節以下に「その時、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰が厚く、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。シメオンが霊に導かれて神殿の境内に入って来た。シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです」とシメオンは賛美をしました。これはシメオンの賛歌と言われているところです。36節以下に、もう一人84歳のアンナという女預言者がいました。この二人の顔が、まさに輝きに満ちて、感謝にあふれて、幼子キリストを腕に抱きながら信仰の幻を見ることが出来たのです。長い人生の経験を深めた、信仰の経緯、年老いた信仰者の特権です。シメオンは聖霊が与える幻の中で、神がどんなに深い慰めの方であるかを見抜くことが出来たのです。

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