2018.10.7 宣教「歴史の支配者」

2018年10月04日 10:51

水元教会創立24周年記念礼拝

聖書 マタイによる福音書12章38-45節

 主イエスは、このテキストで39節「よこしまで神に背いた時代」41節「今の時代」42節「今の時代」45節「悪い時代」というように「時代」という言葉を多く使われています。主イエスの時代とはどういう時代であったか、私どもの生きるこの「時代」とはどういう時代であるのかを考えてみたいと思います。「時代」とはそこに生まれて生きている人のことであって、すなわち私ども自身のことです。この時代を作っているのはこの時代に生きている私たち自身です。キリスト者も現代に生きています。時代を語るということは、自分を語ることでもあります。

43節の「この悪霊が入り込んできた家、戻ってきた家」というのは、「掃除がしてあって汚れていなかった」のです。純粋で美しい心に、悪霊が住み家となるのだというのです。その純粋で美しい心にこそ本来、主イエスを迎え入れる場所であるはずです。しかし、自分はきれいな人間であり、正しい人間であると思い込んでいているところに悪魔が入り込む場所としてしまうのだと言われます。これは、律法学者、ファリサイ人と主イエスの論争の最後の部分です。ここに登場するファリサイ派の人は、自分たちの心は律法を守り清く正しく生きていると思い込んでいました。その急所にイエスが触れられたとき、イエスを受け入れることが出来なかったのです。そして、イエスを殺さなければ、自分たちの存在の意味がないと思いこんだのです。

 水元教会は今年24周年を迎えました。ここに至るまで、教会員の働きは、信仰に生き、神に仕え、戦い続けて来た歴史であります。このことをわたしたちは感謝せずにはおれません。これからも、わたしたちの教会が、主イエスの期待に応えるものになるように祈っていきたいものです。

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