2023.4.9 宣教「永遠なる者」
2023年04月09日 05:23
聖書 ルカによる福音書24章1-12節
婦人たちは、1節「週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。」のです。ところが、お墓に主イエスの遺体が見当たらない。墓の中にいた二人の人からイエスが復活されたことを告げられた婦人たちは、使徒たちにこの出来事を報告しました。11節「使徒たちは、この話がたわ言のように思われたので、婦人たちを信じなかった。」と記されています。12節「しかし、ペトロは立ち上がって墓へ走り、」と、ペトロは信じてもいないのに墓に走って行きました。ペトロは墓が空であることを自分の目で見届けたい思いがあったのでしょう。12節後半「この出来事に驚きながら家に帰った」とあります。やがて、ペトロは復活のイエスにお会いすることによって、初めて復活の信仰を得ることになります。そして、ペトロはその主イエスの復活を死ぬまで語り続ける生涯に生きました。生前の主イエスから聞かされていた主イエスの復活の言葉を、自分は何を聞いていたのだろうか。自分の愚かさ、鈍さを含めて、生涯忘れることはなかったでしょう。この婦人たちの言葉を「たわごと」くだらないただの妄想に過ぎないと信じることができなかったことを、ペトロは彼の生涯を通して経験しています。私どもにとって、主イエスの復活は確かに信じがたいもののように思われます。しかし、キリスト信仰の根幹は復活を信じることです。キリストの復活の信仰なくして、キリストを信じることはありえません。