2017.6.18 宣教「然りと否」

2017年06月17日 07:53

聖書 マタイによる福音書5章33-37節

 私たちは毎週使徒信条告白をいたします。私たちはこの誓約に基づいて教会を形成しています。その信仰告白がどこまで誠実であるかと問われますと、いささか軽く考えるところがあります。信仰の問題はそれは神の前で口にした言葉を守っていますかということを問われています。

 わたしたちの語り合う言葉が建前であったり、不真実な信用できないものであったら、私たちは人間関係においても社会においても成り立ちません。

 私たちは自分が弱い人間で、不真実な人間だと思うことがあっても、主イエスは、私たちに対して望みを失われません。48節に語られれているように「あなたがたの天の父が完全であるように、あなたがたも完全な者となりなさい」と言われて、この5章は終わります。

 わたしたちが真実な言葉を、または真実に生きることを身につけるようになるのは、どのようにして出来るのでしょうか。

 37節には「あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。それ以上のことは悪い者から出るのである」。と記されています。

 この然り、否、それは祈りの中から生まれて来ます。神は私たちとコミュニケーションをとりたいと思っておられるのです。ですから、私たちは神の声に耳を傾けて、自分の思いを神に訴えつつ、祈ることを行うことです。祈ることは行うことでもあります。祈りを通して、神の前で、私たちの不真実の言葉が沈黙し、造りかえられるのを待つことから真実に生きることを身につけていくことが出来るのです。私たちは、祈りをもって、神の御心がどこにあるかを求めながら、願いを申し上げることによって、私たちは変えられて、神の御心に従うものとされていきます。

 

 

 

 

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