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2023.8.6 宣教「父よ、御手にゆだねます」
2023年08月02日 12:07
聖書 ルカによる福音書23章44-49節
46節「イエスは大声で叫ばれた。『父よ、わたしの霊を御手にゆだねます』こう言って息を引き取られた。」このように、主イエスは「父よ」と呼ばれました。神が「父」であることを、キリストを通して私どもは知ることが出来ます。キリストの教え、人格、キリストのなされた業、こういうところから神を知ることが出来ます。キリストの内には、人間的な面があります。裏切られて十字架に掛けられて死んでいかれました。しかし、そのキリストを通して私たちは神がどういう方であるかということを知ることが出来ます。キリストは「わたしを見たのは父を見たのである」と言われる。さらに「わたしと父は一つである」とも言われました。だから、キリストの教えは神の教えです。この十字架の上で「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」の祈りは、キリストが私たちに代わって祈ってくださっている、すべての信徒が祈る祈りをキリストが代わって祈っていてくださるとも考えられるのです。このキリストの十字架の語られた最後のことばには、父と子の計画があります。神が御子キリストを十字架につけて、私たち人間の罪の贖いとなったということです。このキリストの行為を通して、私たち人間は神がどのような方であるかということを、神の愛を知ることが出来るのです。