2021.11.14 宣教「生きる喜び」
2021年11月14日 05:40
聖書 ルカによる福音書10章17-24節
「神の国が近づいた」という福音を告げるために派遣された72人が主イエスのもとに、17節「喜んで帰って来た」とあります。弟子たちは、主イエスの御名の力に驚きながら帰ってきました。17節「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します」と。それに対して主イエスは18節「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。蛇やサソリを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない」と言われました。この弟子たちは、何のために派遣されたかを、わたしたちも知っておくべきことです。72人の人たちは「敵のあらゆる力に打ち勝つ権威」を主イエスから授けられたのです。しかし、主イエスは20節「しかし、悪霊があなたがたに服従するからと言って、喜んではならない。みしろ「あなた方の名が天に書き記されていることを喜びなさい」と言われました。わたしたちの能力を見て、悪霊に打ち勝つ権威を授けたのではありません。神の国が到来するという福音伝道に派遣されることは、まず私たちの主イエスを自分の救い主として信じて悔い改めることが前提です。わたしたちは、信仰というのは自分が信じると思っていますが、実は信じさせられたもの、信仰は与えられたものです。人が自分の知恵に頼る時、その人の信仰は神とは無関係なものとなります。このことを主イエスから聖霊によって知らされた弟子たちは、喜びに溢れたのでした。