2022.12.18 宣教「生ける水、わが主に望む」

2022年12月14日 06:04

聖書 ヨハネによる福音書4章7-26節

 イエスはユダヤからガリラヤへ行かれる途中、渇き、疲れ、思わずヤコブの井戸のほとりに腰をおろされました。時はまさに「正午」でした。暑い日盛りであったので周囲には人影も見えません。弟子たちはお昼の食事を整えるために町に出かけて行ったと記されています。そこへ一人のサマリアの女性が、人目を避けるように水を汲むためにシカルの井戸にやって来ました。なぜ、この女性は暑い真昼に人目を避けて井戸に水を汲みにやって来たのか。他の多くの女性には会いたくなかったからでしょう。この孤独な女性は見知らぬ人から「水を飲ませてください」と声をかけられた。こうしてイエスとサマリアの女の間に、ヤコブの井戸端での二人だけの個人的な対話が始まりました。主イエスは、13節「この水を飲む者は誰でもまた渇く。しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水が湧き出る」と一人の女性の魂に「生ける水」を与えようとされるのです。この女性には人目を避けて水を汲みに来る理由がありました。イエスは、16節「あなたの夫をここに呼んできなさい」と言われました。女性は17節「わたしには夫はいません」と答えました。イエスは18節「あなたには五人の夫がいたが、今連れ添っているには夫ではない。」と、この女性の退廃した生活に触れられました。イエスは、その罪を問題にされ悔い改めて福音を信じなさいという厳しさを通して、人のまことの救いを約束されるのでした。主イエスは御自分の飢え渇きを忘れ、この一人の女性をここまで愛されるのです。この愛が、この女性を新しい人に造りかえていくのでした。




 

 

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