2021.5.9 宣教「生命の尊厳」

2021年05月04日 17:02

聖書 ルカによる福音書5章12-26節

 12節「イエスがある町におられたとき」の、この「ある町」というのは、前章43節に「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない」とあるように「ほかの町」の一つではないかと思われます。そこで二人の病人の物語が今朝の記事に書かれています。全身重い皮膚病の人と、中風の人の癒しの物語です。二人とも社会からはみ出され、もう用のない人間とされていた人です。この5章では一貫して罪を主題としています。重い皮膚病の男には、罪という言葉は出て来ませんが、「清くなれ」と言われました。この人は、あなたは清められた、あなたは罪を赦されたということを祭司によって確認される必要がありました。中風の男には、はっきりと罪許されたと告げられています。この状況を見ていた周りの人は皆、罪人です。ファリサイ派の人も、律法学者も例外ではありません。彼らは罪の赦しがそこで起こっても、何らその出来事に驚くこともなく、恵みの奇跡が起こった時にも、真実に目を開くこともありませんでした。理屈だけを語るだけでは教会生活も信仰生活も生まれて来ません。中風の人を抱え込んだ来た人たちのように、主イエスの御心ならば、神は人を助けることがお出来になると信じて、神への願いを苦しんでいる人と一緒になって、祈り求めるていくことです。

 

 

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