2019.6.23 宣教「真実と不真実」

2019年06月18日 11:35

聖書 マタイによる福音書17章22-27節

「一行がガリラヤに集まったとき、イエスは言われた。『人の子は人々の手に渡されようとしている。そして殺されるが、三日目に復活する』」と弟子たちに語られました。キリストを取り囲む人々の考えが、キリストのお考え、キリストの意志と違っていたとしても、まさか弟子たちの中の一人がキリストを裏切るということは、予想もつかないことでした。ユダは選ばれて、弟子たちの中で会計の役をしていました。そのことは大切な存在であったことを意味しています。そのユダがなぜ裏切っていったのか。ユダはキリストに選ばれながら、キリストに最後まで従うことが出来ませんでした。このユダはキリストに反抗する自分には真実でした。だからユダは、キリストを「敵に渡した」のです。彼の真実は、自分に対してであったために、神に対しては不真実を犯しました。神を信じることをしない人間は、まことに信じることのできるのは「自分」であるということです。しかし、その「自分」は、生まれながら罪に生きている罪ある者であるのです。この自分への真実さが、時には神への不真実となることを忘れてはいけません。




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