2024.9.15 宣教「知る者と知らざる者」

2024年09月15日 14:16

聖書 ヨハネによる福音書7章25-36節

 先週の続きですが、エルサレムの宗教指導者たちはイエスを逮捕し殺そうとする計画をもってました。彼らは内密にしているつもりでしたが、エルサレムの住民は公然と知っていました。ですから、イエスが逮捕されないで自由に動いているので住民たちは驚いています。28節「すると、神殿の境内で教えていたイエスは、大声で言われた。『あなたたちはわたしのことを知っており、また、どこの出身かも知っている。わたしは自分勝手に来たのではない。わたしをお遣わしになった方は真実であるが、あなたたちはその方を知らない』」と言われました。イエスが誰か、イエスがどこの出身かを知っているが、それはイエスを人間として知っているだけだと言われたのです。それは現代の人も同じです。多くの人はイエス・キリストの名前は知っていますが一番大事なところは知りません。わたしを理解できない理由は、わたしを遣わした神のことを知らないからだ、とイエスは言われました。29節「わたしはその方を知っている。わたしはその方のもとから来た者であり、その方がわたしをお遣わしになったのである。」これはイエスの神性宣言です。これを聞いてユダヤ人指導者たちは神を冒涜する罪だと考えました。30節「人々はイエスを捕らえようとしたが、手にかける者はいなかった。イエスの時はまだ来ていなかったからである。」イエスの時とは十字架のことです。その時を父なる神が決めておられると言われています。

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