2021.6.20 宣教「祝福のことば」

聖書　ルカによる福音書6章20-26節

　20～23節「貧しい人々は、幸いである。神の国はあなた方のものである。今飢えている人々は、幸いである。あなた方は満たされる。今泣いている人々は、幸いである、あなた方は笑うようになる。人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。その日には、喜び踊りなさい」とあります。人々から憎まれ、追い出されるというのは、ユダヤ人会堂から追い出されることです。ユダヤ人のこれまでの仲間から憎まれ、追い出される。そこで主イエスは不思議なことを言われました。「その日には、あなた方は喜び踊る」と。主イエスが私たちに目を留めてくださるのです。主イエスが祝福を告げておられるのは、今貧しい人々、今飢えている人々、今泣いている人々、今憎まれている人々です。あなたがたは祝福を受けると言われるのです。それに対して24節以下には、今富んでいる人々、今満腹している人々、今笑っている人々、今ほめられている人々が記されています。わたしたちはどちらに入っているでしょうか。弟子たちは、全部を捨てて主イエスに従っていきました。それは貧しさそのものの生活であったと思います。私たちは誰でも不幸になりたくないし幸せな人生を望んでいます。しかし、私たちが、日々の生活の中で、ただキリストの福音を証しし神と共に生きていくならば、その生活は行動の中に出てきます。そのような生き方こそが神の祝福を受けて生きていく人生と言えるのではないでしょうか。