2020.11.22 宣教「祝福の家」
2020年11月20日 05:44
聖書 ルカによる福音書1章5-25節
ザカリアはアロンの血筋を引くレビ人の流れをくむ祭司でした。9節に「祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった」とあります。ザカリアにとってこの務めは、くじによって与えられた一生の間にあるかどうかわからない願ってもいない務めだったのでした。ザカリアは緊張しました。神のみ前に出て大事な務めにあずかりましたが、手順通りに行きませんでした。11節「すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。」のです。ザカリアは恐怖の念に襲われたとあります。ザカリアは天使から、年老いた妻のエリザベトが男の子を産むと告げられたのでした。21節「民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた」外にいた多くの民衆は、ザカリアがなかなか出て来なかったので不思議に思ったのです。ザカリアにとって神の言葉を聞かされるということは本当に思いがけない出来事でした。この時から洗礼者ヨハネの誕生までザカリアは口が利けなくなりました。ルカは、ここから神の喜びの介入の大いなる物語を書き始めました。今、私どもは黙して、神が私どもに語りかけて来られること、神ご自身が私どもの生活の中に入り込んで来られる、そのことを待ち続けたいと思います。来週からアドベントに入ります。主イエスの待降節です。