2023.1.29 宣教「神のものは神に返せ」

2023年01月29日 08:39

聖書 ルカによる福音書20章20-26節

 政治と教会の関係はいつも問題になります。20節で「最初そこで、機会をねらっていた彼らは、正しい人を装う回し者を遣わし」とあります。この「回し者」とは「スパイ」のことです。秘密警察のような者で、ここでは「正しい人を装った」とあります。神を信じて熱心な顔をしている人ですが、21~22節「回し者らはイエスに尋ねた。『先生、わたしたちは、あなたがおっしゃることも、教えてくださることも正しく、また、えこひいきなしに、真理に基づいて神の道を教えておられることを知っています。ところで、わたしたちが皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。』」彼らは神を熱心に信じるという顔をしながら、こういう質問をしてイエスに罠を仕掛けました。もし、ローマに税金を認めれば神の義に背くことになる。もし、神の義に背かないようにローマに税金を納める必要がないと言えばローマの権力者に訴えることができるのです。そこで、25節「イエスは言われた。『それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい』」と。すなわち、ローマの権力が正しいか正しくないかということではない。神からお預かりしているこの世界のものは、すべて神のものだということです。

 

 

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