2021.11.7 宣教「神の国が近づいた」
2021年11月07日 11:44
ルカによる福音書10章1-16節
本日は、永眠者記念礼拝です。天に召された方々を覚えて共に礼拝を捧げたいと思います。
今朝のテキストには、キリスト者として遣わされるときの厳しい備えが書かれています。3節「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶するな」と。「わたしはあなたがたを遣わす」という言葉が、後に「使徒」となり、その使徒たちが教会の柱となっていきました。「狼の群れに小羊を送り込むようなものだ」とは、羊飼いが大切に育ててきた小羊を狼の群れの中に送り込むということです。確かにこの世には狼がいます。現代も残酷な事件が起こっています。歴史の中でクリスチャンはひどい迫害にあってきました。しかしイエスは、4節「財布も袋も履物も持って行くな」と言われます。頼るものは神のみです。5節では「どこかの家に入ったら、まず平和があるように言いなさい。平和の子がそこにいるなら、あなた方の願う平和はそこにとどまる。もし、いなければ、その平和はあなたがたに戻って来る」と。主イエスがすべての人に広めたいと願っている平和とは、神と人間との平和です。神の国が近づいた知らせを聞いて、悔い改めるか否か、それは遣わされた者の責任ではありません。そのみ言葉を聞いた人の責任です。神なき世界で生きる人は不幸だと主イエスは言われました。