2018.11.25 宣教「神の応答」

2018年11月21日 06:15

聖書  旧約聖書 ヨブ記38章1-11節

 ヨブ記は42章までありますが、その中で初めの1章、2章と終わりの38章から42章でしか神は語っていません。3章から37章までは神は一言も語りません。神の沈黙のもとで、ヨブは苦しみ神を求めて泣き、そのヨブを慰めるために3人の友人とエリファズは、ヨブの罪や人生について語り、神を論じています。その友人たちの対話に、すべて神は沈黙しています。

 今日学ぶ38章1節「主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった」とあるように嵐の中から神は語りかけられました。2節「これは何者か。知識もないのに、言葉を重ねて神の経綸を暗くするとは。」とあります。神の経綸とは、神の掟、創造の業、人間が触れることのできない神秘です。それに触れようとしていることは、ヨブが傲慢になっていることであり、これは神の怒りの言葉です。人の苦難は自分を中心にしたときには大問題となります。しかし「神を中心にして世界を考えてみなさい。一体お前はどれだけのことを知り、どれだけのものについて責任が取れるというのか。実際は、何一つお前は知らず、何一つ責任を取ることが出来ないではないか」と。ヨブが、ここで知らされたことは「創造の世界の中心にいるのはヨブではなく、自分はこの創造の世界について何も知っていない」ということでした。(写真は収穫感謝礼拝)

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