2020.12.13 宣教「神の憐れみ」
2020年12月08日 16:17
聖書 ルカによる福音書1章57-80節
今朝の聖書は、キリストの誕生に先立って、キリストの道備えをするバプテスマのヨハネについて記しています。このバプテスマのヨハネの父はザカリア、母はエリザベトです。ザカリアは祭司として神殿に奉仕している時に天使ガブルエルを通して神からのお告げを受けました。それは三つのことです。一つは老いた妻エリザベトが子どもを産むということ。二つ目は、その子は将来大いなる者となること。三つ目は、生まれる子はぶどう酒や強い酒を飲まず、母の胎内にいるときからすでに聖霊に満たされていると。ザカリアはこの神の祝福を受けながら、み言葉を素直に受け入れようとしませんでした。しかし妻エリザベトは「主は今こそ、こうして、わたしに目を留め、人々の間からわたしの恥を取り去ってくださいました」と感謝の告白をしました。このようにエリザベトには老いている者のかたくなさはありません。そこには老いてもなお信仰に生きる者のおおらかさと、希望に満ちあふれる豊かさがあります。