2022.5.8 宣教「神の招き」
2022年05月05日 06:10
聖書 ルカによる福音書13章22-30節
福音書の著者であるルカは22節「イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた」と書き始めました。ルカは、この町や村が、まだエルサレムからずいぶん遠いところにあることをよく知っていました。しかし、イエスがエルサレムに向かって歩まれていることを思い起こさせます。エルサレムとは、主イエスが十字架の上で死なれた場所であり、復活された場所でもあります。今、私たちは確信をもって、主イエスがエルサレムに向かい十字架と復活に向かう歩みをしておられるということを知っています。23節「すると、『主よ、救われる人は少ないのでしょうか。』という人がいた。」とあります。24節「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ」とあります。「努める」という言葉は、努力して闘いとるもの、勝利を目指す努力をする、そういう意味の言葉です。ですから、「狭い戸口からはいるように闘いなさい」と訳しています。主イエスの生涯は、神の恵みが勝つための闘いでした。神から私たちを離そうとする敵の手から救い出すために闘ってくださっています。ですから、私たちが呑気にしていることは出来ません。私たちは、神に招かれる喜びこそが救いだと気づく日々を、神の愛に応えることを願って歩む日々でありたいと思います。