2022.5.29 宣教「神の招きへの応答」

2022年05月29日 05:40

聖書 ルカによる福音書14章15-24節

 今朝の中心聖句は16節の「ある人が盛大な宴会を催そうとして、大勢の人を招いた」です。これはまさに聖書が語るところの神の国のたとえだと言われています。「ある人」とはもちろん神様のことですが、神の国の世界は、神と共に食卓に着くのに似ています。神が招いておられた人々は、最初は「喜んで伺います」と言っていたのですが、ここで断り始めました。ユダヤの社会では約束を重んじるという習慣から、日本でも同じことですが、非常に失礼なことです。それぞれに理由があるようです。一つの標準的な三人がそれぞれの理由で断りました。主イエスがなぜこのようなたとえ話をなさったのでしょうか。ユダヤ人は神が最も心にかけ期待しておられたイスラエルの民、神の民です。主イエスの父なる神は、ユダヤ人を選び、そのユダヤ人は神殿の礼拝を守り神の掟を守り信仰生活に導かれて人生を歩んでいました。そういう人生を歩んでいたユダヤ人の代表的な人々に拒否されたとき、神の怒りが厳しいことは、また当然です。21節「僕は帰って、このことを主人に報告した。すると、家の主人は怒って、僕に言った。『急いで町の広場や路地へ出て行き、貧しい人、体の不自由な人、目の見えない人、足の不自由な人をここに連れて来なさい。』」この人たちは宴会に招かれていない人たちです。ユダヤ人から見れば神に見捨てられた異邦人たちです。しかし、神の用意された宴会に、神が招くということは、そこに神の導きと神の愛があるのです。私たちの人生にとって最も大切なことは、神の招きにどのように応答するかです。それが人生を決定します。神はわたしたちを驚くべき恵みをもって導いてくださっているのです。

サイト内検索

お問い合わせ先

水元教会 東京都
葛飾区水元2-5-9
125-0032
03-3607-0910