2020.12.27 宣教「神の言葉の実現」
2020年12月26日 22:03
聖書 ルカによる福音書2章15-20節
羊飼いたちは「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」という天使の言葉を聞いて従いました。羊飼いたちはすぐに「ベツレヘムに行こう」と言っています。この「従う」ということが非常に大切なことを教えてくれています。従うとは、自分を相手に委ねていく生き方です。羊飼いたちは神の言葉を自分のこととして受け止めました。キリストの弟子になった人たちもそうでした。弟子たちは、すぐにイエスに従って行きました。私たちは場所や状況は違っても、弟子たちと同じこを、羊飼いたちと同じことをしていると言えます。私たちは、神の言葉に聞いて、従っている者です。だから、救い主のところにやって来たのです。聖書の言葉で言いますと「言葉が肉体となって、わたしたちのうちに宿った」という神の啓示の業です。そうするとどういうことが起きたかと申しますと、神の言葉が実現していきました。羊飼いたちは言いました。「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」。羊飼いたちは知らされた出来事を見ることになります。神の言葉を見るために出かけて、実際にその事実を確かめたのです。神の言葉は言葉のままでは終わらないで、言葉が出来事となり、神の言葉が実現しました。そうすると何が起こるかと申しますと、人は喜びに満たされ、賛美する者に変えられたのです。この一年、わたしたちの信仰が守られて、また新しい年を主に従う者でありたいと願います。