2022.8.7 宣教「神は心をご存じである」
2022年08月07日 05:38
聖書 ルカによる福音書16章14-18節
わたしたちは自分のことは自分が一番よく知っていると思っているようです。自分は特別だ、自分が最も大事だということは、すべての人間の特徴です。だから自分の正しさを主張して、人々に「尊ばれ」ようとします。イエスは、これをファリサイ派の人々に指摘しました。15節「そこで、イエスは言われた。『あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われる者だ。」」この世で人から尊ばれ人からの評価を求めても、神は人の「心」をすべてご存じです。「人に尊ばれるものは、神に忌み嫌われるものだ」ということです。これは少し誇張したことばで、つまりここで主イエスが言われていることは、富を扱うときも、神に仕えるという信仰をもって財を管理しなければならないと言われたのです。ところが、もっとも現実的にファリサイ派の人たちは、現実的にどれだけのお金を持っているか、どれだけの大きな富を扱っているかという人の目を引くこと、人の目に見えることを誇っていました。人の目に見えるところによって判断するのではなくて、どんなに小さい額であっても、どんなに小さな、だれも評価もしない小さな隠れた仕事であっても、それに忠実に当たるという心を、神は見ておられるのだということです。