2023.2.26 宣教「終末の予兆」

2023年02月26日 14:12

聖書 ルカによる福音書21章5-9節

 この21章全体を通して、主イエスは一つの主題について語っています。それは世の終わりについてです。これをわたしたちは「終末」と呼んでいます。6節「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る」と、すなわち主イエスは、必ず人間の造ったものは崩壊すると言われたのです。これは、エルサレムの都、神殿に対する神の審きを語っておられます。エルサレムの人々の傲慢な思いが、叩き潰される時が来ると言う預言です。そこで、人々はいつ、そんなことが起こるのですかと質問しましたが、主イエスは、その神殿が崩れて行くとき、あなたがたは惑わされてはならないと言われました。多くの者がわたしの名を名乗って現れ、わたしこそキリストだと言って来る。もう終わりが近づいて世界の戦争や暴動が聞こえてくる。しかし、それは世の終わりではないと言われます。わたしたちの生きる世界は、決して絶望の世界ではありません。限りのある世界ではありますが、そこには神の永遠の命に生きる道があるのです。人間は人生の後半になると自分の生涯の終わりを自覚しています。しかし自分の肉体は衰え、気力も失われても、それでも終わりではありません。神の救いは崩れることがありません。わたしたちは、最後までキリストを信じて生きる者でありたいと思います。

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