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2018.5.13 宣教「罪人を招くキリスト」
2018年05月09日 07:32
聖書 マタイによる福音書9章9-13節
今日のテキストに、多分マタイによる福音書を書いた人だと言われているマタイが登場します。マタイは、10章3節に、イエスに選ばれた12人の使徒の中の一人として記されています。マタイは、どうして主イエスの弟子になったのか。それは、9節「イエスはそこをたち、通りすがりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った」。と短く記されています。「わたしに従いなさい」と言われて、彼は主イエスに従いました。このようにマタイが信仰に導かれたのは、非常に単純なことでした。ただイエスの何か説明が出来ないものによって、彼は召し出されたのです。「わたしが来た」とは、すなわちキリストが来てくださった。それはこのわたしを招いてくださっていることです。
12-13節「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐みであって、いけにえではない』とはどういう意味か,行って学びなさい」とはどういうことでしょうか。当時のファリサイ派の人々は、汚れや病気、不浄が移るからという警戒心から病める人々から離れていました。病める人たちは、何を必要としているのでしょうか。医者が患者を診る時、医者は患者に聴診器を当てます。離れていては聴診器を当てることはできません。主イエスは食事を共にされました。そして、それを契機にして言葉を語っておられます。13節「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」と言われました。