2020.5.10 宣教「耐え忍ぶ者の勝利」
2020年05月04日 21:18
聖書 マタイによる福音書24章1-14節
今日のテキストの個所は福音書の中の黙示録、あるいは黙示文学と呼ばれているところです。黙示とは「秘密を明かす」ということ、信頼できる人に秘密をを知らせる意味を持っています。その秘密とは、世の終わりです。1節に「イエスが神殿の境内を出て行かれると、弟子たちが近寄って来て、イエスに神殿の建物を指さした」とあります。これは23章38節に記されている「見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる」つまり神殿は破壊されるということです。弟子たちには、主イエスの言葉は信じられない思いがありました。こんな立派な建物が崩壊することはない、どういう意味なのか不安であったと思います。3節で「イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。『おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わる時には、どんな徴があるのですか。』」この世の終わりとは聖書では「完成」とか「成就」という意味を持っています。世の終わりは、主イエスが世の完成するために再び来てくださるということです。13節「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる」とは、完成の時まで耐え忍びなさいと言われるのです。