2018.10.14 宣教「良い木と良い実」

2018年10月09日 06:02

聖書  マタイによる福音書12章33-37節

 私たちは、しばしば、あのようなことを言わなけばよかったとのにと後悔することがあります。また、あの人は口は悪いが、根は決して悪い人ではないから許してあげよう、と思うことがあります。しかし、今朝のテキストの34節の終わりの方でイエスは「人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである」と言っておられます。水が自然にわきあふれて出て来るのと同じように、私たちの心の中にあるものが、言葉となってあふれて出ているのだと言われるのです。言葉には心が映っています。その「心」は、それは神に対して申し開きをしなければならない心です。私たちは自分だけの心を持っていると思っていますが、それはいつも神の前にあり、神の目にさらされている心であります。この心から出て来る悪い言葉が「聖霊を汚す言葉」であり、許されることのない「聖霊に言い逆らう言葉」になります。聖霊とは、神ご自身です。聖霊を汚すことは、神を無視することであり、かるくあなどることです。

 私たちの言葉は、私たちの心そのものが、その結ぶ実なのです。ですから、私たちは軽はずみな言葉に気をつけなければなりません。いちじくの木がオリーブの実を結び、ブドウの木がいちじくの実を結ぶことが出来るでしょうか。と問われるように、私たちも良い木にならなければ、良い実を結ぶことは出来ないのです。

 

 

 

 

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