2010.6.28 宣教「苦難の中の信仰」
2020年06月23日 08:05
聖書 ダニエル書3章8-13節
人生には、誰にとっても辛いことがつきまといます。それは信仰に生きる人の生活でも変わりません。ダニエル書の主題の一つが、この地上の人生の苦難の中を生きる信仰にあります。今朝の3章は特にダニエル書でも有名な「燃え盛る炉の中」に投げ込まれたダニエルの友人である三人の若者の話しです。17-18節「私たちのお仕えする神は、その燃え盛る炉や王様の手から私たちを救うことが出来ますし、必ず救ってくださいます。そうでなくても、ご承知ください。わたしたちは王様の神々に仕えることも、お建てになった金の像を拝むことも、決していたしません。」と、ネブカドネツェル王に偶像を拝むことを拒否したために、ダニエルの友人たち3人は燃え盛る炉に投げ込まれてしまいます。迫害や試練の苦しみの中で信仰告白が表明されています。「たとい神が炉の中から救い出さなくても」それは現代でいいますと「たといこの病気がいやされなくても」「たといこの仕事がうまくいかなくても」と言い換えることができると思います。どのような苦難にあっても「主が与えてくださり、主が取られるのだから、主の御名はほむべきかな」という生き方です。愚かな生き方に見えるかもしれませんし、実際に行うことは難しい生き方です。この試練に会っているのはダニエルの3人の友人たちです。しかし、王がよく見ると、そこに4人の者がいたというのです。4人目の者とは28節「この僕たちを、神は御使いを送って救われた。」と書いています。この迫害、苦難の中に共にいてくださる神であると聖書は記しているのです。