2023.4.30 宣教「衣を売って剣を買え」
2023年04月30日 05:20
聖書 ルカによる福音書22章35-38節
ここに記されているのは、最後の晩餐での席での主イエスと弟子たちとの最後の会話です。主イエスがガリラヤで伝道しておられたとき、弟子たちをいろいろなところにお遣わしになりました。弟子たちは、主イエスから何も持たないで行けと言われて、そのみ言葉に従って出かけて行きました。35節「それから、イエスは使徒たちに言われた。『財布も袋も履物も持たせずにあなたがたを遣わしたとき、何か不足したものがあったか』」と、主イエスから言われた弟子たちは、思いがけない伝道の成果が与えられたことを思い出しました。しかし、続いて36節では「イエスは言われた。『しかし今、財布のある者は、それを持って行きなさい。袋も同じようにしなさい。剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい』」と言われました。37節「言っていくが、『その人は犯罪人の一人に数えられた。』」と、イザヤ書53章を引用されました。主イエスは、必ず実現する言葉として弟子たちに話されました。38節「そこで彼らが、『主よ、剣なら、このとおりここに二振りあります。』と言うと、イエスは、『それでよい』と言われた。」のです。この剣は何を意味しているのでしょうか。弟子たちは「剣」を文字通り受け取りました。しかし、主イエスが言われた剣とは「神の言葉」です。