2023.7.9 宣教「赦しと救い」
2023年07月09日 18:06
聖書 ルカによる福音書23章32-38節
32節「ほかにも、二人の犯罪人がイエスと一緒に死刑にされるために、引かれて行った。されこうべと呼ばれているところに来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に、一人は左に、十字架につけた。」イエスは真ん中で右と左に犯罪人がつけられた。三本の十字架が立てられ、その苦しみの中で最初に祈られた祈りが、「父よ、彼らをおゆるしください。自分が何をしているのか知らないのです。」です。イエスに罪はありません。だから、イエスは十字架上から「彼らを罰してください」と祈ってもよかったはずです。ところがイエスの祈りは全く特殊です。一つは復讐を求めていない。もう一つは敵のために祈ったということです。イエスは自分を十字架につけた人たちのために「父よ、彼らをおゆるしください。自分が何をしているのか知らないのです。」と、その祈りの根拠は彼らが無知だということです。確かに彼らは何をしているか分からない状態です。それはなぜかと言いますと、イエスを受け入れない、拒否する罪の重大性を理解していないのです。この「父よ、彼らをおゆるしください」という祈りは、今も私たちのために祈られている祈りです。イエス・キリストを受け入れていくことで私たちの人生が、十字架のゆえに恵みのうちに生きる者と変えられていくのです。