2019.8.4 宣教「赦しの限界」

2019年07月30日 12:56

聖書 マタイによる福音書18章21-34節

21節「そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。『主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか』イエスは言われた。『あなたに言っておく。7回どころか7の70倍までも赦しなさい。』」ペトロの「7回までですか」という問いに対して主イエスは「7回どころか7の70倍までも赦しなさい」とお答えになりました。ユダヤでは7という数字は完全数です。その7の70倍というのは、無限に赦しなさいということです。そこで23節以下の天の国のたとえ話を始められました。ある僕が、王から膨大な金額の借金を赦してもらったにもかかわらず、その後すぐに、わずかな金額の借金をした仲間を赦すことが出来なったというお話です。この僕は主君から「不届きな家来だ。・・わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。」と怒って牢役人に引き渡されてしまいます。自分には罪が無いと自分の罪を認めることが出来ずにいる人間だということです。私たちは、計り知れないほどの大きな負い目を持ち続けている人間だということを知らなければなりません。大きな神の赦しの歴史は始まっているのです。ここに神の愛の御心があるのです。

 

 

 

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