2019.7.14 宣教「迷い出た羊」
2019年07月09日 15:32
聖書 マタイによる福音書18章10-14節
今朝のテキストは主イエスのたとえ話としてよく知られています。12節「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか」羊はわがままで、道に迷いやすく弱い動物です。ユダヤ人にとって羊は自分の命のように大切にしていました。自分の羊が一匹でもいなくなったということは大変なことだったのです。捜しに行くのは当たり前のようですが、しかし同時に、羊飼いにとっては遺された九十九匹もまた極めて大切なものだということです。迷子になった一匹の羊にも、大切な弟子たちにも、深いキリストの愛が語られているのです。人間の思いや、計算の入り込む余地が全くないほどに、徹底した深いイエスの人間に対する愛に圧倒される思いがします。