2018.8.5 宣教「風にそよぐ葦」
2018年08月01日 06:46
聖書 マタイによる福音書11章1-19節
今日の個所は洗礼者ヨハネの問いに始まります。2-3節「ヨハネは牢の中で、キリストのなさったことを聞いた。そこで、自分の弟子たちを送って、尋ねさせた。『来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たねばなりませんか。』」つまりイエスという方は、本当にメシアなのでしょうか、という疑問です。獄に捕らわれの身となっているヨハネは真剣に問いました。イエスはヨハネとその弟子たちに4-5節「イエスはお答えになった。「行って、見聞きしていることをヨハネに伝えなさい。目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている」と。あなたが見聞きしていることを語ればよい。それこそが神がそこにおられるということのしるしであると。イエスはヨハネの姿を7節「風にそよぐ葦」のような弱弱しいものではなく、9節「預言者以上の者である」と言われます。獄中にあるヨハネは傷ついた葦。しかし消えるばかりの灯を消すことなく、これを生かす者はイエス・キリストです。イエスは、一人の人間として生き、そして十字架により死なれました。しかし、神はイエスを復活させてくださった。だから、今、私たちのように風にそよぐ葦のように弱い者にも、罪からの救いがもたらされたのです。