2015.10.4 宣教「愛による成長」

2015年10月05日 09:21

聖書 エフェソへの信徒への手紙4章12-16節

<中心聖句>
16節 「キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによって
        しっかり組み合わされて、結び合わされて、おのおの部分は
               分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって
                   造り上げられてゆくのです。」
 
  水元教会は創立21年周年を迎えました。
   この21年という歴史があって今日があります。私たちは、今日、教会堂に立つ者
  とされることを感謝しつつ、なお自己検証を怠らず、未来に向かって、新しい歴史
  を創造していかねばならないと思うのです。
  歴史の主は、聖書が語るように神です。ですから、人間はこの神の支配する歴史に
  奉仕すべく召されたものであります。しかし、この神の主権を犯して生きる人間の
  傲慢が、今日の人間の心の荒廃をもたらしているのではないでしょうか。
  歴史の主である神を信じて生きる時、この神が歴史の中で教会を通して、私たちに
  救いの業をなしてくださっているのです。
  
  エフェソへの手紙第4章は、繰り返し繰り返し教会の中心はキリストであると述べて
  います。
  16節に「キリストにより、体全体はあらゆる節々が神に合うことによってしっかり
  組み合わされ結び合わされ」とあります。
  教会が、人間的な文化的なそういう集合体となっていきますと、教会は教会でなくな
  ってしまいます。能力も違う、趣味も違う、それぞれに出来ることは違う教会員同士
  が、キリストにあって結び合わされ、組み合わされているのです。
  人間の体ですと、筋肉であるし、ある場合は神経でもあるわけです。関節というのは
  違った骨と骨が、筋肉によって、また神経があって接続しています。そうして平坦な
  道を、あるいは坂道を、階段を登ったりするときに、そのつなぎはものをいうわけで
  す。バラバラであるものがつなぎ合わされて人間の体が出来ているのです。
 
  教会では、つなぎ目である節とは何でしょうか。
  それは、具体的には教会の役員という方々です。もちろん、教会の中で牧師や教師は
  総括的にはそのつなぎの役目を最も多く果たしていくということが出来ると思います
  が、しかし、それと同時に教職を助ける信徒の役員の方々が、擦り合せていく働きを
  務めていくのです。
 
  しかし、この働きを支えていくものは「愛によって造り上げられてゆく」ものであり
  ます。つなぎとなる動機の根底には愛があります。これは、キリストの愛です。
  
  教会において働く一人一人が十字架に掛けられた主イエス・キリストを見上げていく 
  のであります。人間の愛は薄められたり、言葉だけになっていきます。それを内側か
  ら満たして、溢れるようなものとして、他者を愛していく愛は、十字架に架かられた
  キリストの愛です。その愛は高ぶらない。
  愛において成長する教会というのは、お互いが謙虚になっていく教会です。
 
  パウロは教会を「神の教会」と呼びました。
  それは、いま様々な問題を持っていたとしても、神がこの教会を顧みて下さる。神が
  この教会を愛しておいでになる。教会の中に主イエス・キリストが、働いておいでに
  なるということを信じて感謝したいきたい。
 
  神が、この水元教会を生ける教会として導き、支えて下さることを信じます。
        
                
  
 
 
  
 
 
   

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