2015.5.31 宣教「豊かに実を結ぶ」
2015年05月31日 20:20
聖書 ヨハネによる福音書15章1-6節
<中心聖句>
15章5節
「人がわたしにつながっており、
わたしもその人につながっていれば、
その人は豊かに実を結ぶ。」
今、わたしたちは変化の激しい時代に生きています。
何が正しいのか、何が確かなのか、わからないような時代です。
皆、そういう時代だからこそ、自分はしっかりと生きていきたいと思うのです。
しかし、現実は迷いの道です。生きる基準が見つからないのです。
「神を信じる人には神がいるが、信じない人にはいない。」そんなことを言う人
がいます。私も若い頃は、そんなふうに考えたこともありました。
人間の頭の中で考えますと、結局は人間の都合で神は出たり入ったりすることに
なります。
しかし、私どもが生きていく中で最も大事なことは、神がいて、私たちの存在が
ある。ということを知ることなのです。
主イエスは、枝にすぎない私たちに向かって「わたしにつながっていなさい」と
呼びかけられます。本来、枝は幹につながることによって生きられるのであり、
枝の意志によってことが運ぶのではないのです。
5節「わたしはぶどうの木、あなたはその枝である」という意味は、キリストが
木である。幹である。あなたがたはその枝であると言うことです。
また、「わたしを離れては、あなたがたは何もできない」といわれます。この
場合の「わたし」とは、教会のことであります。教会を離れてはいけないという
ことです。
私たちは、教会とわずかな糸でつながっている。それだけでも良いと思うかもし
れませんが、「つながる」ということは、そのような心細い信仰ではないのです。
キリストの中にとどまる。キリストの言葉があなたの内にいつもあるならばとは、
私たちの生活の中で、神の言葉が生きて現れるというのであります。
すなわち、私たちは、イエス・キリストという幹を通して、良い実を結ぶことに
なるのです。
私たちが、キリストの幹にとどなるものとなりますように。そうすれば、神は惠
をもって、私どもの道を御旨にかなうものとしてくださいます。
聖霊の新しい力を受けて、またこの一週間を導いてくださることを、祈りたいと
思います。