2015.6.14 宣教「父と母を敬いなさい」
2015年06月14日 20:07
聖書 エフェソの信徒への手紙 第6章1-4節
<中心聖句>
6月の第二日曜日は、教会では「子どもの日・花の日」礼拝です。
小さな花を育てて下さる神様は、この花よりもっと私たち人間を大切にして
くださっています。
「子共の日・花の日」は子供を祝福する日です。
旧約聖書の出エジプト記20章に十戒が記されています。
十戒の第1~第4までの戒めは、神についての戒めです。
第5~第10までの六つの戒めは、人間についての戒めです。
この第5番目の「あなたの父と母を敬え」という戒めは、人との戒めとしては
一番最初の戒めであります。この戒めが基本となって、以下の第6から第10
までの戒めにつながっていくのです。
つまり「父と母を敬う」ことが出来ないということは、人間関係を正常に保つ
ことが出来ないのです。
1節に「子供たち、主に結ばれている者として両親に従いなさい」とあります。
私たちは大概は母より父の方が好きだとか、あるいは父よりも母の方が好きと
いうように、どちらか一方だけ好きという場合が多いと思います。
しかし聖書は「あなたの父と母を敬え」と両方の親を愛するように言っています。
これは人間の力では、なかなか出来ないことかもしれません。ここに、神の介入
が必要になります。
また、パウロは「子どもを怒らせないで、主が諭されるように育てなさい」
と言っています。自分の感情、自分の知識、自分の意見、自分の信念というもの
だけでは子供は育っていかない。
変わっていく歴史感覚を自分のものとしながら、子供と対応していくことが今日
非常に大切になっています。
それでは、主イエスのしつけとは何でしょうか。
それは、子供の汚れを自分の愛をもって拭うことでです。溺愛することではない
のです。イエスの弟子である私たちが子供に対するときに問われるものは、祈り
です。
子供が難しい問題にぶつかっていく。その問題の中で父は祈る。母も祈る。
私たちに大切な事は、親と子がキリストに祈りを捧げていくことだと思います。
その時、親と子の難しい問題が導かれて、共に主に喜ばれるものとなるのです。