2017年01月04日 10:56
聖書 マタイによる福音書1章1-17節
<中心聖句>
1:1
「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」
このマタイによる福音書のイエスの系図は、歴史の中に働いておられる神のご計画と、深い神の御業が示されていて、系図の意味するキリストの恵みが隠されていることに驚かされます。
マタイ福音書の記者マタイはユダヤ人であったようですが、自分の同胞のユダヤ人に対して書かれたものらしく、信仰の父アブラハムから始まっています。マタイはユダヤ民族にもっとも尊敬されているダビデをその中心としています。救い主は必ず、「エッサイの子ダビデ」の子孫から生まれるという信仰を持っていたのです。
2016年12月28日 14:31
聖書 フィリピの信徒への手紙1章1-11節
<中心聖句>
1章2節
「わたしたちの父である神と主イエス・キリストから
恵みと平和が、あなたがたにあるように。」
2017年を迎えまして、新年を心からお喜び申し上げます。
水元教会が新しい年を迎え、一人一人が教会の中で今、ここにある喜びを共にして生きたいと思うのです。 新年礼拝の説教題を「平和の福音」といたしました。
パウロは、ローマの獄中の孤独の中で、どんなにか恵みと平和を祈った事でしょう。パウロにとって神の恵みは食べることでもなく、神の平和は優遇されることでもありませんでした。それは信仰による祈りので
2016年12月22日 16:25
聖書 マタイによる福音書2章1-12節
2016年のクリスマスをご一緒にお祝いできますことをお喜びいたします。
クリスマスおめでとうございます。一般的には誕生日というのは、その生まれた人にその誕生の祝いを宣べるのですが、キリストの誕生だけは、イエスご自身だけでなく、そのキリストの降誕を受け入れるわたしたちお互いがクリスマスの祝いを言い表しています。イエス・キリストがこの世界に生まれたことによって、私たちの存在の根拠に対して、大きな力を頂くことになったというところから、クリスマスをお祝いし合うのです。
イエスの誕生はマタイ福音書1章18節から始まっています。聖書にはマリアは「聖霊によって身
2016年12月15日 07:05
聖書 ルカによる福音書1章26-36節
<中心聖句>
1:28
「おめでとう。恵まれた方。
主があなたと共におられる。」
今朝のテキストに「恵み」という言葉が二度繰り返されて出てきます。28節「おめでとう、恵まれた方」という呼びかけと、30節「あなたは神から恵みをいただいた」という言葉です。この待降節にあって私ども人間にとってなにが重要であるか。それは人間に恵みがやって来るということを、待降節のメッセージとして語っているのです。
主イエスが来るということは、恵みがやって来るということです。この恵みを受け取るというのは、私どもの生活で、試練がなくなり、悩みもなくなるとい
2016年12月11日 06:11
聖書 詩編42編1-6節
詩編42編の詩というのはある民族が苦しんでいる場合に、その民族のことを歌った詩だという人もいますが、この詩はある個人のいわうる信仰経験、人生経験、個人の苦悩の中で、個人が神にどのように対応していかなければならないか、あるいはどのように対応したかということが、記されています。
ある意味ではこの詩は個人的な詩であると言えるのです。悩んでいる人にとって、この詩編42編は非常に大きな力を与える、そういう詩です。昔からこの詩によってどれだけ多くの人々が絶望の中の淵に立って失いかけた信仰を回復した、真の詩であるという詩です。そして、この42編は敬虔な心の自らの指摘であると、こ
2016年12月04日 20:12
聖書 詩編90編1-17節
今朝はアドベント第2週を迎えます。キリストがわたしのために、この世においでになったということを、心に静かに覚えながら、主の降誕を迎える準備の時としていきたいと思います。詩編90編は個人的な詩編ですが、人間の生きるということと死ぬということ、そこに関わりをもつ最も厳しい問題をこの詩編は記しています。
1節「主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ」という言葉をもって、私どもが悩む時、その悩みを訴えていくことのできる方は、それは神が「主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ」、あなたは私たちの住まいですと神との関わりの中に入っていくのです。2節「世よとこしえに」
2016年11月28日 11:26
聖書 ルカによる福音書15章11-24節
降誕前題4主日礼拝(アドベントの第一目)は、富士見聖書教会牧師の町田俊之先生の特別講演会でした。
放蕩息子のたとえ話をレンブラントの生涯と絵画を通して分かりやすくはお話をしていただきました。
1603年にオランダで生まれたレンブラントは、63歳の生涯で多くの自画像を描いています。20代の自我同は暗く自信のない顔であったが、34歳の自画像は自信に満ちた顔です。それは、自分の作品が非常に高く評価されてb莫大な財産を得ることが出来た時です。その後、オランダの景気が後退し、40代には収入が減少、仕事もなくなり、50代で破産宣告、自分の得た建
2016年11月25日 11:55
聖書 申命記24章19-22節
畑で穀物を刈り入れるとき、一束畑に忘れても、取に戻ってはならない。
それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。
こうしてあなたの手の業すべてについて、あなたの神、主はあなたを祝福される。
オリーブの実を打ち落とすときは、後で枝をくまなく捜してはならない。
それは、寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。
ぶどうの取入れをするときには、後で摘み尽くしてはならない。
それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。
あなたは、エジプトの国で奴隷であったことを思い起こしなさい。
わたしはそれゆえ、あなたにこのことを行うように命じるのである。」
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2016年11月18日 13:35
聖書 マルコによる福音書5章1-20節
<中心聖句>
「自分の家に帰りなさい。 そして身内の人に、
主があなたを哀れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。」
今朝は、藤垣昭雄牧師は金町教会での奉仕のため、水元教会の礼拝は斉藤宏牧師による宣教
です。
齋藤先生は現在、87歳です。はっきりと力強く御言葉を語ってくださり、一人一人の心に深く突き
さすものがあったと思います。齋藤先生、本当にありがとうございました。
2016年11月06日 08:55
聖書 フィリピの信徒への手紙1章15から26節
<中心聖句>
1:21
「わたしにとって、生きるとはキリストであり、
死ぬことは利益なのです。」
今朝は、先に召された信仰の先達である諸兄姉を記念して礼拝をしています。特に今日はそのご家族も出席されています。永眠者礼拝は故人の写真をおいて、先に召された人々の生前を思い、彼らをそのように生かした神に賛美を捧げています。
今朝のテキストは、パウロがこのフィリピの手紙を書いた場所がエフェソであるとか、ローマであるとかの議論がありますが、大体の学者がローマでこのフィリピ書を書いたと言っています。
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