宣教

2023年05月28日 05:28

2023.5.28 宣教「聖霊の力」

聖書 使徒言行録2章1-13節  2-4節「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた、そして、炎のような舌が分かれ分かれに現われ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、”霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した」ペンテコステというのは、イエスの復活後、集まっていた信徒の上に神からの聖霊が降りた出来事です。1章15節には「120人ほどの人々が一つになっていた」と記されていますので、それほど多くの信徒の上に聖霊が降りたと思われます。そのとき大きな「音」がして「炎のような舌」が現れたというのです。信徒たちは、その場所で激しい経験をしま
2023年05月21日 20:13

2023.5.21 宣教「キリストのまなざし」

聖書 ルカによる福音書22章54-62節 今朝の聖書の記事にペトロが出て来ます。54節「人々はイエスを捕らえ、引いて行き、大祭司の家に連れて入った。ペトロは遠く離れて従った。」ペトロはカヤファの官邸の中庭に焚かれた「たき火」の周りにいた人々の「中に混じって腰を下ろし」たのです。ペトロはイエスの傍に入り込んでいました。56節「するとある女中が、ペトロがたき火に照らされて座っているのを目にして、じっと見つめ、『この人も一緒にいました』と言った。」とあります。ペトロはイエスに最も愛された弟子であり、また自分も最も忠実な弟子だと思ってイエスについてきたのです。そのペテロが「あなたもイエスの仲間だろう」
2023年05月14日 05:36

2023.5.14 宣教「闇の力の支配する時」

聖書 ルカによる福音書22章47-53節  48節「イエスは、『ユダ、あなたは接吻で人の子を裏切るのか』と言われた。」接吻するとは、愛する人への行為です。信頼関係を意味する愛情表現です。12弟子の一人であるユダの裏切りがここで現れています。53節の最後に「だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている」というみ言葉の意味は何でしょうか。なぜ、目の前に闇の支配が満ちて行われようとしていると言われたのでしょうか。主イエスの時代は、ローマ帝国が権力を振るい、迫害があり、闇の支配が続いている状況でした。しかし、主イエスのみ言葉は、絶望と無力の言葉ではありません。弟子たちは闇から光へ、悪魔の支配から神
2023年05月07日 04:51

2023.5.7 宣教「ひざまずくイエスの祈り」

聖書 ルカによる福音書22章39-46節  今朝の聖書は主イエスのゲツセマネの祈りと呼ばれている箇所です。主イエスは40節「誘惑に陥らないように祈りなさい」と弟子たちに語られ、46節ではもう一度「誘惑に陥らないように、起きて祈っていなさい」と言われました。弟子たちが誘惑に陥らない生活、そのための祈りの生活をすることをお示しになっておられると読むべきだと思います。私は、毎朝たとえば教会の前を歩いている小学生や中学生、子どもや孫を見て願うことは誘惑に負けないでほしいと、そのために祈ります。主イエスが弟子たちのために私たちすべての者のためにも祈ってくださっています。次に44節では「イエスは苦しみもだ
2023年04月30日 05:20

2023.4.30 宣教「衣を売って剣を買え」

聖書 ルカによる福音書22章35-38節  ここに記されているのは、最後の晩餐での席での主イエスと弟子たちとの最後の会話です。主イエスがガリラヤで伝道しておられたとき、弟子たちをいろいろなところにお遣わしになりました。弟子たちは、主イエスから何も持たないで行けと言われて、そのみ言葉に従って出かけて行きました。35節「それから、イエスは使徒たちに言われた。『財布も袋も履物も持たせずにあなたがたを遣わしたとき、何か不足したものがあったか』」と、主イエスから言われた弟子たちは、思いがけない伝道の成果が与えられたことを思い出しました。しかし、続いて36節では「イエスは言われた。『しかし今、財布のある者
2023年04月23日 04:59

2023.4.23 宣教「主と共に働く者」

聖書 ルカによる福音書22章24-34節  主イエスの最後の晩餐の席の中で、24節「使徒たちの間に、『自分たちのうちでだれが一番偉いだろうか』という議論が起こった」のです。弟子たちの中に互いに競争意識があったのかもしれません。自分はどう見られているかということですが、根っこには互いに嫉妬があります。そこで主イエスが語られた。31節「シモン、シモン、サタンはあなたがたを小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。」小麦をふるいにかけると、小麦に混ざっている色々なもの、隠れている石ころが出て来て、小麦だけが残ります。ふるい分けられると、そこに本物だけが残る。ここで問われているのは信仰
2023年04月16日 17:14

2023.4.16 宣教「絶望と信頼」

聖書 詩編37編1-6節  先般、2023年度の教会聖句として「あなたの道を主にまかせよ。信頼せよ、主は計らう」という、この聖句を礼拝に出席された方々の投票によって決定いたしました。私どもの教会にとって大変ふさわしい聖句であると思います。この聖句は詩編37編5節です。詩編37編を学ぶとき、その主題は「信頼せよ」、いつでも主に信頼し、主に委ねるということです。主を信頼することができることは幸せなことです。しかし、わたしたちの人生においては、神との深い信頼関係を見失う場合がしばしばあります。主はいつも私どものそばにおられるのではなく、私どもを忘れてしまったかのように、その姿を隠されていることがあり
2023年04月09日 05:23

2023.4.9 宣教「永遠なる者」

聖書 ルカによる福音書24章1-12節  婦人たちは、1節「週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。」のです。ところが、お墓に主イエスの遺体が見当たらない。墓の中にいた二人の人からイエスが復活されたことを告げられた婦人たちは、使徒たちにこの出来事を報告しました。11節「使徒たちは、この話がたわ言のように思われたので、婦人たちを信じなかった。」と記されています。12節「しかし、ペトロは立ち上がって墓へ走り、」と、ペトロは信じてもいないのに墓に走って行きました。ペトロは墓が空であることを自分の目で見届けたい思いがあったのでしょう。12節後半「この出来事に驚きながら家に帰った
2023年04月01日 11:33

2023.4.2 宣教「新しい救い」

聖書 ルカによる福音書22章14-23節  今週から受難週に入ります。水元教会ではこの週は毎朝10時から一時間ほどの受難週祈祷会をします。 受難週の木曜日は、主イエスが最後の晩餐を弟子たちとなさいました。15節「イエスは言われた。『苦しみを受ける前に、あなたがたと共にこの過越しの食事をしたいと、わたしは切に願っていた』」これは、いわゆる最後の晩餐です。「わたしは切に願っていた」という強い言葉が記されています。主イエスは熱い望みをもって切に一緒に食事をしたいと願われました。こういう主イエスの願いのもとで弟子たちは食卓に招かれたのです。今、私たちは聖餐式の席について小さなパン切れと小さなカップに入
2023年03月26日 16:31

2023.3.26 宣教「主が備えられた道」

聖書 ルカによる福音書22章1-13節  ユダがどうしてイエスを裏切ったのかは、最大のなぞです。2節から見ていきますと「祭司長たちや律法学者たちは、イエスを殺すにはどうしたらよいかと考えていた。」彼らはユダヤ教の指導者であり、本来は神に仕え、神を畏れる人たちです。人を殺すのは神を恐れない者にして初めて可能なことです。3節「しかし、十二人の中の一人で、イスカリオテと呼ばれるユダの中に、サタンが入った」とあります。このことがユダヤ教の宗教的リーダーである律法学者、祭司長たちを喜ばせました。4節「ユダは祭司長たちや神殿守衛長たちのもとに行き、どのようにしてイエスを引き渡そうかと相談をもちかけた。」5

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